テキサス州ベッドフォードに住むグレートデーン犬のゼウスが世界一背の高い犬としてギネス世界記録に登録された。
グレートデーンはドイツ原産の大型犬で、雄の平均体高は76〜86センチ。しかしゼウスは2歳の若さで体高は平均値を20センチ近くも上回っている。3月22日に獣医による測定で体高1メートル46ミリと確認された。
飼い主のブリタニーさんは長年グレートデーンを飼ってゼウスと名付けるのを夢見ていただけに、2年前に彼女の兄が生後8週間のグレートデーンの子犬をプレゼントしてくれたときは天にも昇る心地だった。子犬の頃からゼウスは大きめで、とくに足のサイズが巨大だったと言う。
食欲旺盛のゼウスは毎日12カップものドッグフードを平らげ、ときどき目玉焼きやおやつの骨をもらったりする。一番の好物は氷をかじることで、季節に関係なく口に入れて喜んでいるそうだ。
ギネスに登録されて一躍有名犬になったゼウスは近所のファーマーズマーケットを訪れると多くの人に囲まれる。一番よく尋ねられるのは「ワオ!馬みたい!背中に乗ってもいい?」や「彼にはサドル(腰掛台)がついているの?」といった質問だが、ブリタニーさんの返答は一貫してノーだ。
グレートデーンは中世から狩猟犬として飼われ、体が大きいせいか健康問題が多くほかの犬よりも短命の傾向がある。
ゼウスの前にギネスに登録されていた犬もグレートデーンだが、8歳で死んでしまっている。ゼウスには長生きしてギネス記録を保持し続けてもらいたいものだ。
関連URL: Zeus, a Great Dane from Texas, is the world's tallest dog