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「ねえ、遊んでよ〜」飼育員にちょっかいを出すタコ

海外

刺身、たこ焼き、煮物、せんべい…
タコというと、私たち日本人はつい食べ物として見てしまいがちだが、海外でタコは水族館の人気者として「鑑賞」されることが多い。

海外の水族館に勤務する女性スタッフのマディソンさんが紹介したタコの動画が多くの人々の関心を集めている。その動画ではマディソンさんが酸素ボンベをつけて魚たちの水槽のなかに潜り、いつものように清掃を始めた。
すると体長20センチほどのタコのオクタビアがやってきて、マディソンさんの手に足を絡ませてきた。それはまるで家に帰った飼い主にしっぽを振って飛びつく犬のよう。動画に加えられたキャプションも2人の仲のよさを表していておもしろい。

オクタビア:「ねえ、遊ぼうよ〜」
マディソンさん:「ダメよ、いま忙しいから」
オクタビア:「じゃあ手をつなぐのはいい?」
マディソンさん:「いいわよ」
オクタビア:「もっと近くに来て」

オクタビア:「ママ!見て、ほら、こんな泳ぎができるよ。見て!」
マディソンさん:「はいはい」
オクタビア:「ウィー!ウィー!見て〜!落ちる〜!僕をつかまえて」
マディソンさんがタコを手でキャッチすると、タコは「一緒にお仕事してもいい?」とマディソンさんの体にしがみついて離れようとしない。
オクタビア:「離れるからひとつだけお願い」
マディソンさん:「なあに?」
オクタビア:「僕が眠るまでそばにいて」
マディソンさん「わかったわ」
マディソンさんは辛抱強くタコに寄り添い、最後には足におやすみのキスをしてあげた。

動画のコメント欄には「人間の幼児と同じ行動をするのね」「可愛いすぎる!飼ってみたい」「こんなすごい生き物を食べるなんて信じられないわ」といったメッセージで溢れている。
タコは3つの心臓、9つの脳みそ、青い血液をもつ不思議な生物で、グロテスクな見た目からよく悪者のキャラクターにされる。しかしこの動画を見るとタコは賢いだけでなく感受性が豊かで人間と深い関係を築ける生き物だと気づかされる。ぜひ水族館で生きている姿をじっくり観察してみてほしい。

関連URL: What It's Like Working With An Octopus Everyday

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