透明の丸い容器に頭がすっぽりはまり、抜けなくなってしまった猫がボストンで見つかった。
「バズ・ライトイヤー」という名前の生後6ヶ月のノラ猫で、困った様子で路上をうろうろしているのを、その地域でノラ猫の世話をしている住民が見つけて動物救護団体に連絡した。
球形の容器を「装着」したバズはまるで宇宙飛行士のヘルメットを被っているようでおもしろいが、本人は食べることができないので命に関わる大問題。
救護団体は餌を入れた捕獲器を用意したが、頭に容器がはまって臭いを嗅ぎ取れないバズは寄ってこず…。そこでバズの兄弟猫に向けて捕獲器を設置したら兄弟につられてバズも一緒に入ってくれた。
無事に容器は頭から外され、ついでに健康チェックとワクチン投与、避妊手術というフルコースを受けたバズ。野良なので人間に慣れておらず、人との暮らしには馴染めないだろうという判断から古巣に返されることになった。
バズをきっかけにして、今後救護団体はバズの仲間たちのワクチン投与と去勢を行う予定だ。頭に容器がはまって抜けなくなった間抜けなバズは、意図せず自分の猫コミュニティの健康維持に貢献するたて役者となったようだ。
関連URL: Kitten with glass jar stuck on its head rescued in Fall River