カリフォルニア州に住むマデリーンという名前の少女はユニコーンが大好きで、本物のユニコーンと一緒に暮らすことを夢見ている。
もしユニコーンを見つけたら自宅の裏庭に住まわせたいと考える彼女は、その夢を合法的に可能にするためにある勇気ある行動を起こした。
マデリーンは彼女が住むロサンゼルス・カウンティの動物管理局に1枚の手紙を送ったのだ。その手紙には直筆で「LAカウンティさま。私がもしユニコーンを見つけて裏庭で飼うことができたら飼育許可をいただきたいです。ぜひお返事の手紙を送ってください」と書かれてあった。
その依頼レターを受け取った動物管理局はマデリーンの想いを真摯に受け取り、喜びの気持ちを込めてユニコーンを飼うための事前許可証を送付した。許可証とともにユニコーンのぬいぐるみも贈られ、ぬいぐるみには「パーマネント・ユニコーン・ライセンス」と彫られたオリジナルのチャームもついていた。
管理局の代表は「マデリーンのように若い人たちが、動物を家に迎え入れるために何が必要かをきちんと考えて行動してくれるのは本当に嬉しいです。ペットのユニコーンを飼うことを考えて事前に許可を申請してくれた彼女の責任感を心から讃えます」とコメントしている。
ちなみにユニコーン飼育の許可証には、以下のようなユーモアあふれる飼育義務が書かれてあった。
・健康状態を良好に保つため、ユニコーンの角はピカピカに磨かれていなければならない
・ユニコーンがいつでも日光や月光を浴びられ、虹をじかに見られる環境で飼育すること
・好物であるスイカを週に1回与えること
・ユニコーンにはキラキラがつきものだが、使うグリッター(ラメなど)は毒性がなく土に還る素材であること
こんなに手の込んだ許可証とぬいぐるみをもらい、マデリーンが大喜びしたのは言うまでもない。魔法の動物を見つけるのは容易ではないが、ぜひ世界でたった1人のユニコーンの飼育許可証を持つ人物としてぜひ夢を叶えてもらいたい。
関連URL: A child asked for a license for a pet unicorn. Los Angeles County officials granted her one.